福岡空港は、観光やビジネスで多くの人が訪れる福岡市中心部からほど近い市街地にある、全国的にも数少ない立地の空港です。国道3号や都市高速2号線といった市内中心地とつながっている主要道路が空港のすぐ横を通っているので、さまざまな交通機関でのアクセスが良好な空港です。
今回は、交通機関を利用した便利な福岡空港への行き方や、国内線と国際線の乗り継ぎ方などをご紹介します。
市営地下鉄で福岡空港へ
福岡市内から福岡空港へ向かう場合は、福岡市営地下鉄を利用するのが便利です。空港内にある市営地下鉄福岡空港駅は、福岡市内の主要ターミナルである天神駅からは10分程度、山陽新幹線や九州新幹線、JR鹿児島線など九州各地への路線が接続する博多駅からはわずか5分でつながっています。
福岡空港駅の出口は、国内線の3つあるターミナルビルの真ん中、国内の主要空港と結ぶ便が発着する第1ターミナルの地下1階と直結しています。出口の位置は、その他の空港と結ぶ便が発着する第1ターミナル寄りでもあるので、地下鉄から飛行機への乗り換えがスムーズです。
遠方からは高速バスが便利
福岡市外からは、乗り換えなしで福岡空港へ行ける高速バスを利用するのが便利です。国内線、国際線ターミナルとも、福岡県内はもとより、九州各地との高速バスが発着しています。
国内線第2・第3ターミナルへは福岡県内の小倉、久留米、大牟田、荒尾、ほかにも佐賀や熊本、唐津や伊万里、大分県の日田からも高速バスが出ています。佐俣第2ターミナルには黒川温泉からの高速バスも運行しているので、往復に利用すれば、とても便利です。
国際線ターミナルへは福岡県内の大牟田・荒尾のほか、佐賀、熊本、そして長崎、ハウステンボス、佐世保、別府といった観光地からも高速バスが出ています。ただし高速バスの場合は、路線によって予約が必要な場合と不要な場合があるので、西鉄のホームページから詳細を見て、必ず事前に確認するようにして下さい。
予約不要でも定員を超えると乗れない場合がありますので、少し早めに乗車場へ行くなどきちんと計画を立てて利用することがおすすめです。
国内線と国際線は連絡バスで
福岡空港は第1~第3まで直結している3つの国内線ターミナルと、国際線ターミナルビルが少し離れています。そこで国内線から国際線へ乗り継ぎの場合には、国内線の到着ロビーを出てから無料の連絡バスで国際線ターミナルへ向かいます。
連絡バスは国内線の第2ターミナルから第3ターミナルを経由して国際線ターミナルまでの間を約5~8分間隔で走っており、所要時間は約10分です。国際線から国内線への乗り継ぎも、同じように連絡バスを利用します。この連絡バスの乗降場は高速バスや路線バスの乗降場のそばにあるので、バスからの乗り換えも楽です。
また国内線第2ターミナルのバス乗降場は地下鉄出口からも近いので、地下鉄から国際線ターミナルへ移動する時も便利ですね。
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