天下の台所と呼ばれる大阪は、古くから食文化が発達しており、大阪ならではの料理も多く存在します。そんな大阪からほど近い関西国際空港では、大阪の老舗の味や、関西地区の郷土料理などを手軽に味わえるお弁当が揃っています。
ここでは、関西国際空港で販売されているおすすめの空弁をご紹介します。
柔らかい蛸が絶品「紀州加太 蛸いなり寿司」
「紀州加太 蛸いなり寿司」は、いなり寿司に煮込んだタコをのせた空弁です。和歌山市の加太漁港近くにある「活魚料理いなさ」の三代目主人が考案した一品で、ポイントは地元加太漁港で水揚げされたタコを、すぐそばにある加太淡嶋温泉の温泉水で煮込んでいること。重層泉である温泉で煮込むことによって、やわらかくなったタコが絶品と評判です。
美味しさのコラボ「穴子ちらし寿司」
泉州産の穴子とあっさり煮込んだ金時豆、一見合わなさそうな二つの具が絶妙にマッチした「穴子ちらし寿司」。素朴な手作りの味わいが人気のこのお弁当は、大阪産の魚をもっと多くの人に知って欲しいと願う「大阪府漁業協同組合連合会」と、いつの時代でも手作りにこだわり、まごころの味を届けたいと願う「まつき寿司」がコラボして誕生した空弁です。
まつき寿司は、大正14年生まれで現在も元気に活躍する「ともえばあちゃん」が有名な老舗寿司店です。
ほかにも、泉州沖や大阪湾で水揚げされた素材を使用した「タコおこわ」や「ハモ寿司」なども販売されています。
ホテル日航関西空港の「和彩 花ざと 幕の内弁当」
1日5個限定販売の激レアな空弁「和彩 花ざと」の「幕の内弁当」。料理長自らが毎朝ひとつずつ丁寧に作っているから、1日5個しか提供できないのだそう。保存料などを使用しておらず、できたての味をそのまま楽しめます。出会えたら運命として、絶対味わいたいお弁当。
濃厚ソースが決め手「せんば自由軒 カツサンド」
真ん中に生の黄身をのせたインドカレーなどが有名な明治34年創業の老舗洋食店「せんば自由軒」が作る空弁「カツサンド」。パンに濃厚なソースをたっぷり絡めたカツとレタスをサンドした絶品の空弁は、飛行機の中でも食べやすいと評判です。このカツサンドは関西国際空港限定販売。
昔ながらの郷土料理「柿の葉ずしヤマト」
柿の葉ずしは、古くから奈良県の五条や吉野地方でハレの日のごちそうとしてふるまわれていた料理で、保存性に優れた柿の葉で包むという山里ならではの知恵が活かされています。
そんな柿の葉ずしを手軽に食べることができる空弁「柿の葉ずしヤマト」は、シャリに新潟産のコシヒカリ、具に北海道産の鮭と国内産のサバ、調味料にもメーカーと協力して創り出したオリジナルの酢など、こだわり抜いた素材を使用しています。日本酒にも合うこの柿の葉ずしヤマトは、お土産としてもおすすめの逸品です。
以上、関西国際空港で人気の空弁をご紹介しました。
関西国際空港でしか買えない限定品が多いので、訪れた際はぜひ探してみてくださいね。
-
前の記事
セントレア(中部国際空港)のおすすめのお弁当(空弁)
愛知県にある中部国際空港では、みそカツ、手羽先、ひつまぶしなど、名古屋独自の食文…
-
次の記事
伊丹空港のおすすめのお弁当(空弁)
大阪府と兵庫県にまたがる形で位置する伊丹空港の空弁は、種類が豊富で、近隣の関西国…