妊婦はいつまで旅行にいける?妊娠中の旅行の注意点

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掲載日:2015-09-18

妊婦はいつまで旅行にいける?妊娠中の旅行の注意点

「妊娠中でも海外旅行に行きたい」そんな妊婦さんもおられるでしょう。妊婦が海外旅行に行けるのはいつからいつまでか、妊婦の旅行の注意点についてなど、妊婦の旅行における疑問についてご説明します。妊娠は、普通の人より注意が必要な期間です。不安を少しでも取り除いて、母子ともに健康な状態で旅行を楽しむためにお役立て下さい。

妊婦はいつからいつまで旅行にいけるの?

妊婦が飛行機に乗るとしたら、妊娠12~18周の「安定期」と呼ばれる期間が良いでしょう。流産の98%は、妊娠初期に起こると言われています。特に妊娠6~7週目は流産が非常に多い期間です。その時期は安静にしておいた方が良いため、飛行機の搭乗は避けましょう。
また、妊娠初期はつわり症状も出やすく、飛行機の揺れはつわりがさらにひどくなる可能性があります。どうしてもこの時期に飛行機に乗る方は、エチケット対策をしておきましょう。

臨月が近くなるとお腹が大きいため、飛行機の座席で長時間動きが制限されてしまうと、母体への負担が大きくなってしまいます。また早産になる危険もあるため、出産予定日が近い場合も、飛行機の搭乗は避けたほうが良いでしょう。避けた方が良い時期の目安としては、妊娠36週目以降(約8ヶ月半)、双子や三つ子なら32週目以降は飛行機の搭乗は避けたほうが良いと言われています。

旅行プランの立て方

妊婦が旅行に行く際には、普段よりもゆとりを持ったスケジュールを組むようにしましょう。休憩できる時間を多めに取ったり、整備された道路があるならタクシーなどを利用したりして、体にあまり負担がかからないようにしてください。

妊婦が飛行機に乗ることは可能ですが、長時間の移動は母体に大きな負担がかかるので、できるだけ近場で移動時間の少ないところに旅行しましょう。海外旅行より国内旅行にするなら、移動時間も短くて済み、いざというときにも対応がしやすく安心です。

旅行に行くときの注意点

妊婦が飛行機に乗る際は必ず担当医に相談して、許可を得てから行きましょう。安定期であったとしても、母体の状態は人それぞれ違います。素人判断で勝手に判断せず、飛行機の予約を取る前に医師に相談してください。万が一に備えて、保険証と母子手帳を必ず持参しましょう。

日本国内の航空会社では、一般的に出産予定日の28日前~8日前の妊婦の飛行機搭乗には医師の診断書・同意書の提出が必要になり、出産予定日の7日前以降は医師の同伴も必要になります。(航空会社によってはさらに早い時期から、医師の同伴が必要になる場合があります。事前に確認しておきましょう)

安定期であっても、妊婦の旅行や飛行機移動にはリスクが伴います。注意が必要であることをしっかり思いに止めて、慎重な行動を取るようにしましょう。体調を優先して、母体に負担が少なくて済むような無理のない旅行プランにしてください。安定期でも軽く考えず、旅行先や旅行プラン、移動時間などもすべて医師に伝えて、許可を得てから旅行に行くようにしましょう。