東北から西日本の主要都市への空路の中心となる「仙台空港」。国際線も発着することから東北地方の「空の窓口と」なるエアターミナルです。今回は、そんな仙台空港に訪れた際、子供でも楽しめるスポットをいくつかご紹介したいと思います。
エアポートミュージアム「とぶっちゃ」
ターミナル3Fにある、エアポートミュージアム「とぶっちゃ」は、見て触れて大空の臨場感が楽しめる、飛行機好きの子供にはたまらない体感型のミュージアムです。
「コクピット搭乗体験」コーナーには、パイロットの訓練に実際に使われていたエアバス機のコクピットが設置、本物の計器やレバーを握ることができるので、機長気分を味わうことができます。
そして飛行機の操縦体験ができる「フライトシミュレーター」も設置、モニターに映る仙台空港上空のCG映像は迫力満点です。音声ガイダンスに従って操縦できるので、子供でも楽しめますが、小学生低学年以下の子供の場合は成人同伴者の介助が必要です。
また「ビジネスクラスシート」を体験できるコーナーもあります。B747機で使用されていたビジネスクラス客席に座って、離陸時の映像をモニターで見ることもできます。
さらに、仙台空港のキャラクター「ヘロン君」が仙台空港を案内してくれるガイド映像や、空港の仕事や飛行機の仕組みを映像やパネルで紹介してくれるコーナーもあります。
営業時間は9:00~19:00、施設への入場は無料ですが「フライトシミュレーター」は有料で、1回100円となっています。
屋上展望デッキ「スマイルテラス」
屋上展望デッキ「スマイルテラス」は空港ならではの景色を感じることができる場所です。
飛行機の離着陸、広大な滑走路、飛行機が羽を休める駐機場といった空港ならではの光景を楽しむことはもちろん、仙台中心部や太平洋の海原、蔵王連峰の山並みといった景色を360度のパノラマで楽しめます。
ワイヤーフェンスの間隔がやや広めにできているのでカメラ撮影にも最適。また20倍ズームの望遠鏡も3台設置されています。
営業時間は8:00~20:00、入場料は100円ですが小学生以下は無料になります。また望遠鏡の利用は1回100円となっています。
仙台空港臨空公園
滑走路南側に隣接した「仙台空港臨空公園」は、休日は親子連れでにぎわう1ヘクタールの広さを持った公園です。東日本大震災の津波の影響を受けたものの、2012年にリニューアルオープンしました。
この公園の魅力は何といっても飛行機の離着陸を間近で見られること、そして芝生エリアや遊戯エリアも備えていて、親子でのんびり過ごすのにも最適な場所だということです。
この公園にある桜の木は兵庫県伊丹市が寄贈したものであり、100年ほど前に日米友好の印としてアメリカに渡った桜の木の子孫樹で、震災復興のシンボルにもなっています。
公園は年中無休、24時間無料で利用可能です(本記事執筆時は工事中のため休園中。2016年4月29日(木)に再開園の予定となっています)。
いかがでしょうか?仙台空港に子供と一緒に訪れる際にはぜひ一度これらのスポットにも足を運んでみてください。
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