海外へ旅行する場合、パスポートは自分の身分を証明する唯一の方法です。万が一、盗難にあったりして無くしてしまった場合、一体どうすれば良いのでしょうか?
今回は海外でパスポートを紛失してしまった場合の対処法をご紹介します。
現地の警察に被害届を出す
パスポートを紛失した事に気づいた時点で、まず現地の警察に被害届を出し、盗難証明書を発行してもらいましょう。
現地の警察官は基本的に現地の言葉しか話す事が出来ません。日本語が話せる現地の知り合いやガイドに頼んで通訳してもらうか、身振り手振りを交えて伝えるようにしましょう。
現地の日本大使館または領事館とコンタクトを取る
ホテルのコンシェルジュに聞いたり、インターネットで検索したりして、在日本大使館、または領事館の住所や連絡先を入手し、コンタクトを取ってパスポートを紛失した旨を伝え、再発行までの手順を確認します。
盗難証明書があり、紛失したこと認められれば再発行の申請は受け付けてもらえます。ただ、正月などのホリデーシーズンの旅行中や日曜、祝日などは大使館や領事館は休館している可能性があります。
その場合、対応してもらうのに時間がかかり、パスポートの再発行にも時間がかかることがあります。そうなると航空券をキャンセルしたり、ホテル宿泊を延長しなければならなかったり、帰国後の仕事のスケジュールに影響が出たりと時間もコストも余計にかかってしまいます。パスポートの管理には念には念を入れて気を付けて下さい。
パスポートの原本がどうしても必要な時以外は、パスポートのコピーや国際運転免許書を持ち歩くようにし、パスポート原本はホテルのセキュリティボックスに保管しておくと良いでしょう。
新しいパスポートを取得
パスポート再発行の申請が受理されてから3〜7日程度で新しいパスポートが発行されます。それまでは国外へ出る事は出来ません。新しいパスポートを取得し、再度航空券の手配を行いようやく出国、帰国する事が出来ます。
その他
パスポートを紛失した地域、国に大使館や領事館が無い場合があります。その場合は現地の警察で盗難証明書を取得した後、一番近くにある在日本大使館または領事館とコンタクトを取り、そこまで行かなければなりません。
国をまたぐ場合はパスポートが無い状態で出国、入国しなければなりません。在日本大使館または領事館の担当者の説明に従って行動しましょう。
なんにせよ、手間と時間がかかる事には間違いありません。くれぐれも無くさないよう気をつけましょう。
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