いざというときのために! 海外旅行保険には入るべきか?

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掲載日:2015-08-10

いざというときのために! 海外旅行保険には入るべきか?

海外旅行のための保険に入るべきかどうか。海外旅行者の多くが海外旅行保険について悩まれるようです。海外旅行中の病気やケガ、事故やトラベルに助けになる保険は本当に必要?どんな種類があるか?についてご紹介いたします。

海外旅行保険とはどんなもの?

海外旅行保険の内容は以下のように大きく分けて2つあります。

・急なトラブル時の費用を補償

海外旅行中の急な病気やケガは、たいていの国において、多額の治療費がかかります。場合によっては帰国が必要になったり、家族が迎えに来たりと、高い移動費がかさんでしまうこともあります。
海外旅行保険に入っておけば、立て替え料金なしで治療を受けたり、移動のための費用が補償されたりと、急なトラブルが発生しても安心です。

また、他の人をケガさせてしまったり、物品を壊してしまったりしたときの賠償責任や、携行品の破損、盗難にあったときにも補償してくれます。

・安心のサポートサービス

海外旅行中にトラブルに遭うと、とても不安になるものです。そんな時も海外旅行保険に入っているなら、日本語で相談に応じてくれるサービスを受けられる場合もあり安心できます。病院の紹介や手配、通訳、弁護士の紹介などのサービスが設定されているものもあり、旅行者にとってとても心強い味方となります。

海外旅行保険の主な補償の種類

海外旅行保険に加入しておくと、以下のような費用に関して補償が受けられます。

・疾病治療費用

国によっては医療費が日本の何倍にもなり、救急車が有料になります。海外旅行中に入院や手術が必要になっても、高額医療費が払えないというケースもあるでしょう。
こんな時に海外旅行保険の疾病治療費用の補償額が十分あるなら、安心して適切な治療をすぐに受けられます。キャッシュレスサービスを利用できる保険なら、医療費の立て替えを行う必要もなく安心です。

・傷害治療費用

海外旅行中のケガの治療費を補償するものです。海外で事故に巻き込まれてしまうなら、緊急手術や入院などで高額治療の支払いが必要になる可能性が高いため、必須の保険といえるでしょう。

・賠償責任

他人や他人の持ち物に与えてしまった損害を賠償するために、必要な費用が支払われます。
例えば、(故意ではなく)他の人にケガをさせてしまったり、ホテルの物品やレンタル旅行用品など他の人の持ち物を壊してしまったりと、賠償する責任の生じる場合に保険を使って支払われます。

・携行品損害

海外旅行保険の対象期間内に、持ち物(旅券・カメラ・バッグなど)が盗まれたり壊れたり、火災事故などによって損害を受けた場合に支払われる保険です。入るべきかどうかを考える際に、保険会社の支払い条件をしっかり調べましょう。補償されるのは、持ち物ひとつに対してか、総額か? 対象となる物品はどのような物か? 支払われないケースは? これらをしっかり理解してから、選びましょう。

・航空機寄託手荷物遅延費用

航空会社に預けた手荷物が航空会社側の手違いのために遅れて届く場合に、やむを得ず購入する必需品の費用を補償する保険です。遅延の時間や金額も条件設定されています。

・航空機遅延費用

搭乗する予定の航空機が出発遅延や欠航のために、必要となった宿泊費、食事代、通信費、受けるはずだったサービスのキャンセル料などが支払われる保険です。遅延時間や限度額について調べたうえで、入るべきかどうかを検討しましょう。

海外旅行保険は入るべきか?

海外旅行ではいつ、何が起きるか分かりません。トラブルが起きてしまった時は、日本とは勝手が違うため、金額的にも精神的にもかかる負担は相当なものです。そのようなトラブルに対する補償があり、相談をすることもできる海外旅行保険は必要性の高いものです。

2013年に外務省が行った調査によると、海外で事故などのトラブルに巻き込まれ、在外公館で救護を受けた邦人の数は年間1万9746人です。自分が被害者の中に入らないと言い切れる人は誰もいません。
保険付きのクレジットカードは補償金額の設定が低く、補償してもらえる条件も厳しい場合が多いようです。平均的に2,000円~5,000円の保険料で済むので、クレジットカード保険だけでなく、海外旅行保険に加入することをおすすめします。

予想不可能なトラブルに巻き込まれかねない海外旅行を安心して楽しむために、海外旅行保険への加入はぜひ検討しておきたい選択と言えるでしょう。